ビタミンCと聞くと、やはり肌へのプラス効果が一番に思い浮かぶのではないでしょうか。しみやくすみなどを緩和させる効果がよく知られていますが、風邪をひきにくくするためのとある効果も期待できるようです。
今回は、ビタミンC誘導体と風邪の関係についてお話したいと思います。
風邪をひきやすくなっているときは、どのような状態にあるのでしょうか?心当たりとしては、仕事が忙しく十分な休息がとれていないときや、インスタント食品や外食が多いときなど栄養のバランスが偏っているときが多いのではないでしょうか。このようなときは、からだの免疫力が低下しています。
普段ならば撃退できる風邪のウイルスも、免疫力が低下しているとウイルスを防ぎにくくなっています。また、風邪は万病のもと、といわれるように、風邪から他のさまざまな病気を発症する可能性も懸念されます。
では、風邪をひきにくくすることと、ビタミンCとはどのような関係があるのでしょうか?
風邪をひいたとき、みかんを食べるといい、という話を聞いたことはないでしょうか。この話の裏には、みかんに含まれるビタミンCの効果が期待されているということが挙げられます。
ビタミンCの特徴には、美肌をつくる抗酸化作用やコラーゲンをつくる働きのほかに、免疫力を強化するという側面があります。肌の状態を健やかにする成分でもあり、同時に風邪などの病気を予防する成分という点でも注目できるということです。
ビタミンCの摂取量と効果については、まだ研究段階のようですが、普段からビタミンCをとっておくことで予防医療としての効果も期待できそうですね。